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AOSA
アフリカ眼科医療を支援する会(AOSA)は、アフリカにおける眼科医療協力を目的とするNGO団体です。
NEWS

モザンビーク共和国(以下モザンビーク)という国をご存知でしょうか

アフリカ大陸南東部に位置し、日本の約2倍の国土に約2000万人の人口を抱える世界の最貧国の一つです。

16年間にわたる内戦を経て1992年に停戦、以来内戦がぶり返すことなく政情は順調に経緯して、壊滅状態であった経済も国際支援のもと成長を続けています。

しかし医療面は近年まで手付かずのままで、5歳未満児死亡率152人(対1000人、世界で下から23位)、平均余命は42歳(世界で下から10位)(ユニセフ世界子供白書2006より)となっています。眼科医療に関しては、人口の約1% (20万人) が失明に至っていると予測され、その過半数以上は手術により治療可能な白内障患者であるとされています(モザンビーク保健省)。しかも、現在国全体で眼科医はたったの11名という極めて深刻な状況です。現在の日本の恵まれた状況からは想像の出来ない環境です。


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アフリカ眼科医療を支援する会(AOSA)は、モザンビークへの眼科医療協力を第一の目的として設立されました。

AOSA はメンバーも少なく小さな会ですが、一致団結して着実に活動を進めています。現地でのボランティア活動は、極めて困難な状況ですが、失明に苦しむ人々を救済するという基本的な使命感と手術後の患者さんの笑顔が活動のエネルギーです。我々の活動は地道ですが、継続することによって、モザンビークの医療状況の改善につながればと考えています。

アイキャンプ

眼科医のいない僻地の村や集落に少人数の医師などからなるチームを派遣し、1~2週間現地に滞在して診療や手術などの医療活動を行う。


現地医療状況の調査

現地における医療状況の調査を行うと共にその改善を図る。強いては医師の数・医師の技術を改善するには何が重要であるのか?また、どのような要因が現在の医師の育ちにくい状況を生み出しているのか?と言う具体的な問題を調査する。


現地医師の指導

長期的には、地域住民・医療従事者に対する眼科医療の啓蒙を目的としている。さらに眼科専門課程へ進学を希望する医師に奨学金を支給する事により、将来的に年間1-2名の眼科専門医が生まれることを期待する。現在モザンビークに眼科医は10名程度しか居らず、モザンビークにおける眼科医療の根本的な問題である、医師不足の解決を図るものである。


コ・メディカルの養成

医師や歯科医師などの指示の下で業務を行う医療従事者のことをコ・メディカル(コメディカルスタッフ)と言う。コメディカルスタッフの養成は、医師数を増やす事と同様に、医療状況の改善を行う上で重要であるだけでなく、現地住民に対して医療知識を広める点でも重要な役割を持つ。

2006年8月 モザンビーク共和国駐日大使と面談し、医療協力を要請される
2007年8月 モザンビークの現状を視察し、活動計画を立案
2008年5月 アフリカ眼科医療を支援する会Association for Ophthalmic Support in Africa(AOSA)を設立
2008年6月 モザンビーク保健省の要請によりモザンビーク北部の僻地(Cabo Delgado, Mueda)で,第一回目のアイキャンプを実施し、47人(48眼)の白内障手術を行った。
2009年8月 2008年同様Cabo Delgado, Muedaで、第2回アイキャンプを行い、58人の白内障手術を行った。
2010年9月 Cabo Delgado, Pembaで第3回アイキャンプを行い、113人(117眼)の白内障手術を行った。